最近映画を見ていませんでした。
レンタルさえしていませんでした。
マッドマックスの怒りの何とかという新作が出ているのは知っていましたが、ようやく借りて見ました。
ちなみに私は中学生のときに「マッドマックス2」を見てメル・ギブソンのファンになった男なので、必然的に辛口評価になるだろうと予想していました。
で、見ました。
映画としては面白いと思いました。
が、マッドマックスとして見た場合はちょっと違います。
画面から伝わってくるものが軽いのです。
たしかにド派手なカーチェイスやアクション的なシーンは多いですが、映像が「300」という映画みたい、つまりあくまでも作り物という印象が強いのです。
「マッドマックス2」の時代は今のようなCG技術とかがなかったのであくまでもリアルな撮影しかできなく、それだけにひとつひとつのシーンから重みが伝わって来ました。
でもこれが新たなマッドマックスであることは受け入れなければなりません。
今の中学生がこのマッドマックスを見て衝撃を受け、20年後、30年後にも「怒りの何とか」の方がいいと思えるようであれば、今回の新作は大成功と言えると思います。
まあ、そんな先には地球上が本当にマッドマックスのような世界になっているかもしれませんが。